BYOD活用のデンソーがMobileIronのEMMソリューションを導入


エアコンなどで世界ナンバーワンシェアを占める自動車部品メーカーの株式会社デンソー(愛知県刈谷市、加藤宣明社長)は、モバイルデバイスからBYODのスマートデバイスを管理するMobileIronのEMMソリューションを導入した。MobileIron Inc.(米カリフォルニア州)の日本法人、モバイルアイアン・ジャパン(東京都千代田区)が明らかにした。

デンソーでは、業務効率化や国際競争力強化の観点から、ワークスタイルの変革に着手しており、その一貫としてiOS端末に限り従業員のBYOD端末の活用に乗り出している。そのセキュリティ対策としてメール添付ファイルの暗号化も可能な「MobileIron」を採用した。

デンソーの情報企画部 IT基盤推進室情報セキュリティ企画課担当係長の中根徹裕氏によると、デンソーでは、すでにLotus Notesを利用してLotus Notes Travelerで基本的なモバイル端末管理はできている状態だった。しかし、リモートワイプやパスワードのミス回数でロックをするというような対応は行えたが、添付ファイルの暗号化には対応できていなかった。中根氏は、「MobileIronは十分な導入実績を持っており、サポートにも期待できると感じた。MDM機能だけでなく、アプリケーションのコンテナ化やコンテンツ管理機能もサポートするEMMアーキテクチャーを提供しているので、将来的に他のアプリを使うことになっても柔軟に対応できるところもポイントとなった。会社データと個人データを分離できる機能もBYODには必須だった」と話した。

デンソーでは、さらに社内の決済システムにアクセスするためにセキュアブラウザのWeb@Workも採用した。今回のデンソーでのMobileIron採用について、モバイルアイアン・ジャパン代表を務めるアジア太平洋・日本担当セールスバイスプレジデントの柳下幹生氏は「セキュリティ要件の厳しいデンソーで弊社のEMMプラットフォームが正式採用されたことにより、今後更にモバイルによる業務効率向上が進むことを期待している」と話している。デンソーでは、将来的にサポートOSの種類を増やす可能性があるほか、PCのBYOD化や、工場で使う安価な端末としてAndroid搭載端末の採用なども検討する予定という。

■デンソー
株式会社デンソーは愛知県刈谷市に本社を置く、部品メーカー。1949年トヨタ自動車から 分離独立し、日本電装株式会社を設立(1996年、社名を株式会社デンソーに変更)。カーエアコンやラジエーターなどの熱機器、エンジン駆動系部品や制御システムなどのパワートレイン、制御コンピュータ、モータなど自動車関連機器事業だけでなく、ヒートポンプや家庭用エネルギーマネジメントシステムなどの生活関連機器なども手がけている。トヨタ自動車をはじめ世界の主な自動車メーカー に各種部品を供給し、エアコンなど世界ナンバーワンシェア製品を擁する、世界トップレべルのグローバル部品サプライヤーである。
■MobileIron
MobileIronは世界中の企業のモバイルファーストを実現する基盤を提供している。