ネット選挙 自民議員サイトにEV SSL証明書導入へ


自由民主党(東京都千代田区)の議員向けホームページに、日本ベリサインが提供するEV SSL証明書の導入が決定したとシマンテック (東京都港区赤坂、河村浩明社長)が明らかにした。

自民党議員向けEV SSL証明書導入イメージ

自民党議員向けEV SSL証明書導入イメージ

自民党では、インターネットを利用した選挙運動の解禁を見据え、2011年より本部ウェブサイトにベリサインが提供するEV SSL証明書、セキュアメールIDを採用しているが、公職選挙法改正によりネット選挙が現実となることを受け、議員のホームページにもEV SSL証明書を拡張導入し、ネット選挙で最大の懸念となっている有権者が「なりすまし」や「偽ホームページ」に誘導されるリスクを最小化する対策を施すことにした。

自民党の本部ウェブサイトに加え、議員のホームページに主要なPCブラウザでアクセスすると、アドレスバーが緑色になり「自由民主党」と表示される。これによってなりすましサイトではなく、公式なサイトであることがひと目で確認することできる。自民党本部のホームページには、ベリサイン クラウド型WAF(ウェブアプリケーションファイアウォール)が今年4月より導入されており、クロスサイトスクリプティングやSQLインジェクションなどのサイバー攻撃にも素早く対策がとれる態勢をととのえている。

公職選挙法改正によって、インターネットを活用した選挙運動が解禁されることになり、選挙期間中でも各政党や各議員のWebサイトや電子メールから、メッセージを発信することが可能になる。デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップの調査によると、ネット選挙の解禁を受け、選挙の情報収集にインターネットを積極的に活用すると答えた有権者が過去の6割から8割にまで増え、今まで以上に選挙活動におけるインターネットの重要性が増していることが明らかになった。政党や議員にとってはサイトなどのセキュリティをどのように強化するかが課題となっている。

自民党本部のサイトは現在、個人情報を入力するページにのみEV SSL証明書を導入しているが、シマンテックによると、自民党では今後、サイトの全ページにEV SSL証明書を導入する「常時EV SSL化」も予定している。