JR常磐線「佐貫駅」の駅名改称問題について



 3月26日に北海道新幹線が開業したので、何らかの文章を書きたかったが、どうしても“インパクト”のある文章が書けなかったので諦めた。しかし、札幌延伸が15年後であるので、今後も早期延伸を訴えていきたい。
 そこで、今回取り上げるのは、JR常磐線「佐貫駅」の駅名改称問題である。昨春ころ、ネットで、茨城県龍ヶ崎市の常磐線「佐貫駅」の駅名改称についての記事を見つけた。つまり、龍ヶ崎市内唯一の常磐線の駅名が「佐貫駅」では、龍ヶ崎市の存在を知ってもらえないので、「龍ヶ崎市駅」(関東鉄道竜ヶ崎線には「竜ヶ崎駅」がある)にしたいという内容であった。
 約2か月前、たまたま我孫子市の書店に勤めている女性店員(30代)が、佐貫駅から通っていたので、佐貫駅の駅名改称について尋ねてみた。同女は「最近、莫大な費用が掛かるので、駅名変更に反対する署名簿が回ってきた。私自身も佐貫駅に愛着があるので、駅名変更には反対です」との返事であった。
 そして3月末、龍ヶ崎市の流通経済大学で遠軽高校ラグビー部が合宿をしたので、差し入れと練習試合を観戦するために3日間、乗用車で龍ヶ崎市に通った。昼食は、3日連続で同じ飲食店で済ましたが、その際、飲食店の主人に駅名改称について尋ねてみた。その主人、なかなかの職人気質の人物で、気っぷよく説明してくれた。
・現在の市長は、駅名改称を公約に当選した人です。市議会も当初は、反対の人が多かったが、今では少なくなった。
・駅名改称で最大の問題は、3億2000万円の費用です。しかし、現在でも広告費に3億円を支出しているので、驚く費用ではない。
・3億円の支出というと、皆さん驚いて反対するが、30年後を考えて下さい。年間1000万円の広告費を支出して、龍ヶ崎市の存在や場所をアピールできるならば、安いものです。
 筆者は、完全に主人の説明に納得してしまった。確かに龍ヶ崎市は、存在感が薄い都市である。例えば、高校の後輩が流経大のレギュラーとして出場しているので、秩父宮や熊谷市のラグビー会場に赴くことがある。その際、流経大を応援していると、自然に周りの観客と言葉を交わすと、相手は「流通経済大学はどこにあるのですか」と尋ねるので、筆者はいつも「茨城県南部の龍ヶ崎市です」と答えている。こんなことは、これまで4〜5回経験している。その意味では、常磐線に「龍ヶ崎市」という駅名があれば、自然と首都圏の人たちに市名が知れ渡るし、場所も特定してもらえると思う。