箱根駅伝5区の短縮は、遅きに失する



箱根駅伝を主催する関東学生陸上競技連盟は25日、来年1月の第93回大会から4区を18・5㌔から20・8㌔に、5区を23・2㌔から20・8㌔に、それぞれ2・4㌔延長・短縮すると発表した。先ずは良かったが、遅きに失するとも言える。
筆者は昨年1月、箱根駅伝5区の問題点を指摘したが、箱根駅伝ファンも長年にわたり問題点を指摘していた。しかしながら、主催者側は何の問題意識もなく、11年間も放置して開催していた。ある面“陸上競技に対する裏切り行為”と言える。
主催者は、小田原中継所を以前の場所に戻す理由として、
・距離が延びた5区で選手が相次いで低体温症となり、終盤の下りで転倒すれば大ケガになるとの危険性が指摘された(読売新聞)。
・5区を走る選手の負担が大きく、総合成績に対する5区の貢献度が大きすぎる(朝日新聞)。
――と報道されているが、以前から指摘されていたことではないか。
はっきり言って、わかりきったことを今頃理由に挙げて、来年からの距離変更を正当化している。それでは、長年にわたってマスコミの前で、
・5区を長くしたのは、五輪選手を育てるためである。
・4区は短くなったので、中距離選手も出場できる。
・箱根駅伝という名称である以上、箱根の山登りがハードになった方が良い。
――などと発言していた主催者幹部の発言は、どうするのか。わかりきった認識すら持てない主催幹部は、主催者から追放すべきだ。