北陸新幹線の延伸では、京都駅と名古屋駅の始発が最良である


 
 北陸新幹線の敦賀(福井県)以西の延伸について、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームの検討委員会は、8月6日から検討を始めた。当初の延伸案は、
①米原ルート(敦賀〜米原、44㎞、関西広域連合と滋賀県が推薦)
②湖西ルート(敦賀〜京都、81㎞)
③小浜ルート(敦賀〜小浜〜大阪、123㎞、与党と福井県が推薦)
の3ルートであったが、最近、与党は小浜市を経由し京都駅に抜けるルート案も候補に加えた。
 そこで、我が輩も一つ案を提示したい。それは、延伸は「米原ルート」で建設し、現在の東海道新幹線の名古屋〜京都間の線路は、北陸新幹線として利用、始発は京都駅と名古屋駅にする。つまり、現在の東海道新幹線の名古屋〜京都間(147㎞、乗車時間37分)は、新たに直接的なルートで建設するというものだ。この案では、過密ダイヤの東海道新幹線に、北陸新幹線を乗り入れることもない。
 我が輩が、この案を提示する理由は、以前から名古屋〜京都間のルートに疑問を持つていたからである。その第一点は、なぜ積雪地域である関ヶ原ルートを選定したのか。このルートのため、毎年冬になると、積雪のためにダイヤが乱れる。第二点は、なぜ名古屋〜京都間を直線的ルートではなく、遠回りの米原経由を選定したのか。現在、東京〜新大阪間は、僅か3分の時間短縮でも、運営会社・JR東海は血のにじむ努力をしている。もしも、名古屋〜京都間が直接的なルート(30㎞前後は短縮か)になれば、10分弱は時間短縮は出来る。
 要するに、米原ルートは約5100億円、湖西ルートは約7700億円、小浜ルートは約9500億円の建設費が掛かるという。そうであるならば、最も時間短縮で価値を生み出す東海道新幹線の整備に対して、膨大な建設費を差し向けるべきである。
 確かに、新たな名古屋〜京都間の建設には、大きな問題が存在する。それは、名古屋駅から、どの地点で京都に向かうのか、という問題である。つまり、名古屋市街地から、如何にして最短距離で京都駅に向かうことが出来るのか、という課題である。
 という訳で、与党の検討委員会では、是非とも我が輩の案も検討して欲しいのだ。無理を承知で提案してみました。