北海道新幹線こそ、2020年までに完成を!



 いよいよ明日から10月。9月末は、連日JR北海道のずさんなレールの保守管理、ミス隠しなどの報道で嫌になった。しかし、一面北海道経済の問題点や弱点が、象徴的な形で表沙汰になった面もある。
 私は、既に20〜30年前から北海道新幹線の完成を熱望している人間だ。以前、私の周りの人が「飛行機があるので、北海道新幹線は必要ない」と述べたら、すかさず「航空会社の回し者か」と反発した事もある。
 北海道新幹線が札幌まで延伸すれば、関東ー北海道の年間交流量1609万人の48%、東北ー北海道は同364万人の88%が新幹線を利用するという数字がある。確かに、以前宇都宮・水戸両市に居住していたが、栃木・茨城・群馬各県や一部千葉県の人たちにとって、けして羽田空港は便利な場所にない。だからこそ、私は予想以上の人たちが、北海道新幹線を利用すると考えている。
 北海道の有力商工人の1人は、5年前の著書「北海道経済の針路」の中で、「北海道を『食と観光』を中心とした自立経済に持っていくのです。新幹線札幌延伸はその起爆剤になるはずです」と書いている。全く同感である。なぜ、私も有力経済人(一緒にしてスミマセン)も北海道新幹線に期待するのか。それは悲しいかな、それしか展望が開けないからである。
 5年前、北海道滞在中、テレビであるドキュメンタリー番組を見た。放送内容は、トヨタ自動車が北海道と北部九州に自動車工場を建設したが、地元で生産出来る部品は、北海道が7%、北部九州が35%前後と報道していたと記憶している。要するに、日本は“物作り大国”であるにも係わらず、北海道は東南アジア諸国並みの生産力・技術力しかないという事である。
 そのような現状にある北海道では、どうしても人間の交流を活発にしなければならない。そのため、北海道新幹線を早急に完成させ、東京オリンピック時には“世界に北海道を宣伝”したいものだ。そして、観光のほか、農産物を新幹線で首都圏に輸送するほか、近隣諸国にも輸出したい。
 その意味で、一刻も早く北海道新幹線を完成させたい。いつまでも国民の税金で、北海道経済を支えるべきではないし、もう政府も息切れを起こしている。早く北海道の自立を促し、少しでも日本の財政負担を軽減したい。新幹線完成で、北海道の可能性に賭けてもらいたい!