警察庁の交通取り締まり方針転換に一言



 本年6月、古屋・国家公安委員長は、人通りの少ない直線道路で速度取り締まりが行われいると指摘し、「取り締まりのための取り締まり」と批判。そこで私は、古屋大臣を後押しする意味で、以前に「交通違反」という文章を書いた。
 そして今月26日、速度規制と取り締まりのあり方を検討していた警察庁の有識者会議は、提言をまとめ、古屋大臣に提出。本日の読売新聞、この提言書を詳細に解説している。それによると、
 「警察庁は方針を転換。歩行者など『交通弱者』が巻き込まれる事故を減らすため、生活道路や通学路などでの取り締まりに力を入れる。生活道路での事故では、死傷者の35.7%は歩行者や自転車利用者。道幅が広い幹線道路での19.6%より格段に割合が高い」として、警察庁の方針転換の背景を説明。更に「生活道路での取り締まりに重点を置く欧州の方式も、方針転換を後押しした」と説明。そして、警察庁幹部の「日本のやり方は時代遅れだった」と反省の弁を掲載。
 この幹部の発言を知り、再び怒りが湧いてきた。7〜8年前、2回も覆面パトカーを追い越して茨城県警に捕まったが、共に速度は72㌔。この国道、準高速道路の基準で建設されており、警察庁交通局に電話でクレーム。そして一昨年9月には、旭川市の郊外での「ねずみ取り」に引っかかったが、その時の時速は68㌔。3件とも片側二車線の国道である。
 特に旭川市で捕まった時は、交通安全運動月間であったためか、この程度の速度で捕まえたようだ。そのため、私は「お前らは、ヤクザと同じだ。善良な国民にイツチャモンを付ける手口は一緒だ」と怒りをぶつけ、一方の警察官は「我々の立場も理解してください」と泣き声を言う始末。私も役人経験であるので、彼らの立場に同情したが、帰宅後に警察庁(この時は広報室)にクレーム。
 北海道の時には、ルンルン気分で運転していると、突然、旗を広げた警察官が道路に出てきたので、ビックリした。本人は、スピード違反をしたと言う自覚が全くないのだから当然だ。楽しい旅行が、この事件で不愉快な旅行になった。本州から行った人の中には、同じような経験をした人も多いはず。今でも思い返すと、怒りが出てくる。
 だからこそ、警察幹部の発言に怒りを覚えたのだ。警察のキャリア官僚は、乗用車を運転しないのか。運転をしていれば、交通反則が如何に実態と相容れないかが解るはず。今回、古屋大臣が問題提起をしなかったら、ますます警察行政に不信感を持つ国民を増やす事になった。
 今の日本、建て前と実態が、まだまだ乖離している分野があるはずだ。勇気のある人は、大いに声を出すべきである。住み良い日本国を作り上げるために、嫌われても声を出すべである。