中国、韓国、ロシアの汚職はスケールが違う!



 最近、中国共産党の元政治局常務委員・周永康が立件されるということで、日本のマスコミが盛んに中国の腐敗の現状を報道している。しかしながら、筆者が一番驚くことは、その“汚職金額”である。周永康の場合、一族で1兆5千億円もの財産が没収されたと報道されている。
 韓国でも約25年前、元大統領・全斗換が汚職で逮捕された。その金額は約300億円と記憶しており、当時、韓国の国民総生産(GDP)は日本の10分の1であるので、日本の感覚では“3000億円の汚職事件”と理解した。韓国では、未だに全斗換の不正蓄財問題は決着しておらず、昨年9月には全斗換一族が滞納している追徴金の未納分1672億ウォンについて、完済すると発表している。
 要するに、中国も韓国も、一旦汚職が摘発されると、日本では考えられないほどの金額に達する。中国や韓国の汚職金額に接すると、以前、日本で大騒ぎした田中角栄や金丸信の3億円や10億円の金額は、“なんとちっぽけな金額か”と感じてしまう。逆に言うと、それだけ日本社会は健全なのだと思う。
 ところで、ロシアのプーチン大統領も、個人資産が1兆円以上あると言われている。ロシアも中国も、マルクス・レーニン主義の思想をバックに政権を奪取し、そして国づくりに励んできた。筆者が思うには、しょせん“人間社会は平等な社会建設は無理”なのにも関わらず、マルクス・レーニン主義というカルトに憧れたのは、近代思想や道徳観が欠如しているからだと考えている。