岡崎久彦氏が亡くなった!



 元外交官・岡崎久彦氏が亡くなった。我が輩にとって、懐かしい人物である。1983~84年ころ、岡崎氏が外務省職員7人ばかりを引き連れて、我が社を訪れた。訪れた理由は、我が社側から北朝鮮情報を聴取するためであった。
 我が社側も7人くらいが出席、会議室で双方が向かい合った。我が輩は、横の傍聴席で聴取した。最初は日本共産党とソ連邦との交流を担当課長補佐が、引き続いて、北朝鮮情勢を課長(検事)が説明した。
 当時、北朝鮮情報を専門に担当しているのは、我が社くらいしかなかった。外務省は3人程度、警察も朝鮮総連絡みの犯罪捜査に重点が置かれていた。そのような状況にあったので、岡崎氏は外務省の情報担当者として、我が社を訪れたのだ。
 当時、我が社は、ある在日朝鮮人を通じて、北朝鮮中枢の情報を入手、更に働きかけを受けていた。しかし、今から考えると、北朝鮮側の方が一枚上であったと思う。何せ、相手は国家ぐるみ、一方の方は弱小組織。先の戦争に敗北した国のインテリジェンス機関とは、その程度の力量しかなのだ。
 我が輩、会議室に入ってきた岡崎氏を見た時、これが外交官かと思った。長身で、背広も高価そうで、何から何まで格好が良かった。
 ご冥福を祈ります。